
データベース
Database
HANEDA×PiO入居テナントショーケーシングのはじまり ―展示を通じた入居テナントの取り組みの周知と場の整備―
―展示というかたちによる入居テナントの発信―
令和5年8月より、HANEDA×PiOでは、PiO PARK内において入居テナントのショーケーシング展示がスタートしました。
この取り組みは、年間6,000名近い来場者(令和4年度実績:5,905名)を迎える公共性の高い空間を活用し、入居テナントが自社の製品・技術・サービスなどを展示・発信することで、認知度向上や取引機会の拡大を図ることを目的としています。
‘‘見える化‘‘による認知と接点の創出
HANEDA×PiOのショーケーシングでは、誰でも自由に見学できる常設展示形式を採用しており、PiO PARKを訪れるビジネスパーソンのみならず、一般の方々にとっても入居テナントの取り組みを自然と知ることができる‘‘見える化‘‘の場として展開されています。
展示スペースの一角に専用エリアを設け、入居テナントが月替わりで交代しながら展示を実施しました。
令和5年度は、入居テナント全9社のうち4社が出展し、それぞれの強みや取り組みを反映した展示を行いました。
展示物にはポスター、製品などのほか、紙媒体の設置や一部展示ではQRコードを活用したWebリンクも取り入れるなど、情報へのアクセス性を高める工夫が見られました。こうした仕掛けにより、来場者にとって各入居テナントの取り組みに対する理解や関心を高める機会となっており、今後の連携や交流のきっかけとなる場としての役割も期待されています。
(セルカム様の一例)
(ニフコ様の一例)
(METALISM様の一例)
場づくりの工夫と改善の積み重ね
初年度となる令和5年度は、展示スペースや運用体制の整備も段階的に進めました。パネルやポスター等の制作にあたっては、運営側が入居テナントであるセルカム株式会社と相談を重ね、HANEDA×PiO入居テナントショーケーシングエリアとしての訴求力や、展示会など対外的な広報効果も考慮した内容を検討しました。
当初は、タペストリーやバックボード等の大型資材の導入も視野に入れていましたが、コスト面とのバランスを取りつつ、初年度はまずパネルとポスターの制作・設置からスタートすることとなりました。
今後も実際の反応や運用状況を踏まえ、段階的な改善と充実を図っていく予定です。
(制作したパネル)
(制作したポスター)
(展示エリアの運用風景)
今後に向けて
展示を通じた“見える化”の取り組みは、来場者への情報発信だけでなく、入居テナントにとっても、自社の強みや特色を一般の方に向けてわかりやすく伝える機会となっています。BtoBを主とする企業にとっては、普段とは異なる角度から自社の特徴を知ってもらう一助となりました。
HANEDA×PiOでは、今後もこうした実践的な場づくりを通じて、地域と企業、企業と企業の接点を育みながら、オープンイノベーションにつながる環境の構築を目指してまいります。
【令和5年度 出展テナント一覧】
以下のテナントが、令和5年度にHANEDA×PiO入居テナントショーケーシングにて展示を行いました。
※ARRI Japan株式会社は現在HANEDA×PiOを退去されていますが、当時の展示内容・取り組みを記録として掲載しています。
K102・K103セルカム株式会社 ▶【展示紹介記事へ】
K207 株式会社ニフコ ▶【展示紹介記事へ】
K208 METALISM ▶【展示紹介記事へ】
他、ARRI Japan株式会社(令和6年度退去)▶【展示紹介記事へ】