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HANEDA×PiO入居テナントの取り組み

環境にも来場者にもやさしい展示を目指して ー 強化ダンボール什器がつなぐHANEDA×PiOの想い

セルカム株式会社が実現した、環境配慮と使いやすさを両立した什器づくり

羽田イノベーションシティ(HICity)内に位置するPiO PARKショーケーシングエリアでは、大田区内外の企業による先進的な技術や製品を通年で紹介し、産業振興・情報発信の場として活用されています。

弊社では、令和5年度より入居テナントの事業や取り組みを紹介する「HANEDA×PiO入居テナントショーケーシング」を展開しており、入居テナントの認知度向上や取引機会の創出、ひいてはHANEDA×PiO全体の価値向上を目指してきました。

 

展示環境の課題と改善の方向性

令和6年度はその取り組みの一環として、展示什器の刷新による展示環境の改善を図りました。これまで使用していた既製品の机は高さが合わず、来場者が展示物を見る際に腰をかがめる必要があるなどの課題がありました。

展示物の魅力をより分かりやすく伝えられる展示台の導入を検討する中で、「環境配慮」「機能性」「デザイン性」の3つを兼ね備えた什器の必要性を感じました。

(1枚目 Before/2枚目 After)
  

 

素材選定とセルカム株式会社との連携

そうした中で候補に挙がったのが、強化ダンボールという素材です。軽量かつ強度があり、加工の自由度も高いことに加え、再生可能な素材であることから、SDGsに取り組む大田区の方針にも沿う選択肢と考えました。ただし、既製品よりもコストがかかる点については慎重な判断が求められました。

この展示台の制作を担っていただいたのが、HANEDA×PiOに入居するセルカム株式会社です。展示物の特性や配置の希望、ロゴの入れ方など、細かな要望を踏まえて丁寧にご対応いただきました。

中でも印象的だったのは、弊社からの「強化ダンボールで制作したい。」という思いに対し、コスト面のデメリットや耐久性への配慮も含めて率直にご提案をいただいたことです。限られた予算の中で最大限に価値を引き出すための打ち合わせを重ね、機能性とデザイン性を両立した什器をオーダーメイドで制作いただきました。

 

完成した展示什器の特徴と今後への期待

完成した展示台は、強化ダンボールならではの柔らかな素材感とシンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。PiO PARKのショーケーシングエリアに自然に馴染みながらも、ひときわ目を引く存在となっています。情報を「コンパクトに、わかりやすく」伝えることを意識し、フォントや色使い、全体のバランスなど細部にまで配慮しました。視認性を高めつつ、展示の雰囲気を損なうことなく、来場者の印象に残る什器となるよう作られています。

セルカム株式会社の技術力と顧客に寄り添った対応により実現したこの展示什器は、ショーケーシングエリアで活用され、出展テナントの魅力を引き立てる存在となっています。

今後も、こうした環境配慮型の什器が、展示会やイベント、企業PRなどさまざまな場面で広く活用されることを期待しています。

<完成した強化ダンボール製展示台> 

<実際に展示されている様子> 

■制作を担当したセルカム株式会社について

企業名:セルカム株式会社
所在地:東京都大田区羽田空港1-1-4羽田イノベーションシティゾーンK102・K103
事業内容:機器販売、資材・消耗品の販売、ソリューション、保育事業
ウェブサイト:https://selcam.co.jp
お問い合わせ:https://selcam.co.jp/contact/


セルカム株式会社:
「印刷」のプロとして、様々な産業用インクジェットプリンターを羽田で展示しています。
水以外のあらゆる物への印刷を可能にするインクジェット技術で新しいビジネスを生み出していくことが私たちの使命です。

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